音楽とともに

心に入って来た音楽を〈共有〉できたらと思います。よろしかったら、おつきあい下さい。

音楽と想い出

清志郎さん

youtu.be ↓何も知らずに「社会」に出て、ああ労働、仕事… こういう見方もあるのか、と気づかせてくれた歌でした。(アルバム「PLEASE」は衝撃(笑撃?)的でした。 いつかのテレビで清志郎さん、ピアノの下へ歌いながらごろごろ転がって。 好きだったなぁ… y…

「陽のあたる翼」

先日、YouTubeで下田逸郎さんの曲を聴いていた。自動的にサイドバーに出てくる関連動画を何となく見ると、もう廃盤になった「陽のあたる翼」というアルバムがアップされている! ありがたや、ありがたや。 これは下田さんの初期のLPで、かなりの名曲揃いのア…

Sweet Box

youtu.be トヨタに出稼ぎに行った時、名古屋駅から工場までの会社バスの中、カーラジオから偶然聞こえてきた音楽。 Everything's Gonna Be Alright, Everything's Gonna Be Alright … 初めての一人暮らし、寮生活。 不安満載だったけど、この曲、沁みた。 G…

カラヤンとモーツァルト

ヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮する音楽の、何が素晴らしいのか、よく分からなかった。 よっぽど、トスカニーニやフルトヴェングラー、ブルーノ・ワルターのほうがしっくり来ていた(モーツァルトに限る)。 しかし、広告批評家の天野祐吉がカラヤンに…

廃盤の悲しみ

泉谷しげるの「家族」というアルバムがある。 今ではコメディアンみたいになった泉谷だが、76年に発売されたこのアルバムは、どうしても一聴に値する。ピアノ、ギターがいちいち説得力があるし、実は泉谷、声がとてもいい。 着目すべきはその歌詞カードにも…

U2「WAR」

「たった4人で、こんな凄い音がつくれるのか!」と、驚いた。ボーノのボーカル、訴えるギター、乾いたドラム…「ニュー・イヤーズ・デイ」、「ブラディ・サンデー」。名盤だと思う。 U2にハマっていた頃、ぼくは定時制高校に通っていて、いわゆる「イジメ」…

「あそびな」

1997年の、下田逸郎のアルバムである。 内田勘太郎、斉藤ノブ、もたいまさこ、小林聡美などが参加している作品で、ぼくは翌98年、長野の鬼無里村へ、下田逸郎のライブを聴きに行っている。 お店の人のはからいで、一番遠方から来たぼくが、ライブ後の飲み会…

加藤和彦

youtu.be れいによって兄が購入したアルバムで、12、3歳のぼくはこのアルバムを兄のステレオで毎日のように朝から聴きまくっていた。 15歳になって働き始めたぼくは、給料の使途として「LPの購入」があった。加藤和彦は、当時のその給料の消費先に、少なから…

ボレロ

なぜかラヴェルのボレロが頭に浮かんだ。 村上春樹が小説か何かで「おしっこが永遠に出るような」(もっと品のある表現だった気もするが)といっていた曲。「この曲を聴きながらトイレに行くと」という前提だった。 いつかの年末、大晦日にNHKのニューイヤー…

ラブホテル②

youtu.be 結局、昨日は4時間で3010円だった。HPから印刷した割引券を持って行ったので、思ったより安く済んでよかった。帰りに、ココイチでカレーを食べて、スーパーでパイナップルなどを買って帰宅。 しかし三年ぶり、利用を始めたのは十二年前からだったが…

ラブホテル①

youtu.be 今日は、駅前のそういうホテルに行って、サウナに入ってゆったりしよう、という魂胆。 休憩、六時間位で六~七千円位だったと思う。もちろん、一人でそういう所には行けないので(行ってもいいんだろうけど)、家人と行くことになる。 コロナ禍以後…

ブルース・スプリングスティーン

兄のステレオの上にあった、「The River」。このLPジャケットを見た時、ぼくは吸い込まれて、何も言えなくなった。スプリングスティーンの顔の、ドアップだ。うっすら、不精髭。頑なそうに閉ざされた口。細おもての顔に、大きな眼が、こちらをじっと見つめて…

大滝詠一「A LONG VACATION」

夏だった。うまれて初めて、本気で、ある女の子を好きになって、告白したいと考えていた。けれど、告白したら、もう、友達でいられなくなるという状況だった。 相手は、そんなぼくの気持ちには、まるで無頓着で、自由そうに見えた。 で、ぼくはひとりで、彼…

中島みゆき

お小遣いで、初めて買ったアルバムがミュージックテープ(!)で、「中島みゆきベストアルバム」だった。小6の頃で、これは兄の影響を受けず、自分でひとりで好きになって、買った。「オールナイトニッポン」の、みゆきさんのお喋りが、好きだったからだと思…

よしだたくろう「今はまだ人生を語らず」

これも小学校に行かなかった頃、よく聴いていたアルバム。ぼくの趣味、読書・音楽鑑賞の嗜好は、小学~中学の不登校時代に、すべて決せられたかのようだ。15歳上の兄の書斎にあった、沢山の本とLPレコード。10畳はあった兄の部屋で、ぼくの精神的五臓六腑…

下田逸郎「さりげない夜」

うまれて初めて、自分の心の中、奥底… 自分でも分からなかった自分自身の何かに、触れてきた音楽。 隠して、ごまかして、表面だけ、上っ面だけを、取り繕おうとして、薄氷踏む思いで、生きていたのだけれど、その氷、スッと、はがされた。いや、自然に、さっ…